500円講座より

マインドフルネス瞑想は集中の力が低いとリスク・危険性とは

このページは、マインドフルネスの500円講座からの転載です。講座は全体で35項目以上、動画が5本あります。全体の利用はご案内をご覧ください … 続きを見る >

実はミャンマーなど本来のマインドフルネス瞑想の本場の国でも僧院や瞑想センターによって集中の瞑想・サマタ瞑想はしないところもあります。日本でも気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想だけ教えるところがあります。

では、集中の瞑想・サマタ瞑想はしないで、気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想だけで良いのか。2つは鳥の両翼のようなものだと前ページで説明しましたが、瞑想の習得として次の両方のリスクがあります。私たち日本人の場合は特に。

  • なかなかうまくできるようになれない。的確にできるようになれず、効果をなかなか得られなくなる。効果が低くなる、
  • 心身が長期間、不調な状態になってしまう。

私がミャンマーで修行したところは気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想だけでしたが、そこでも日本人でこういう状態の人たちがいました。

なかなか上達できない、効果を得られないのも残念なことですが、心身の状態が不調になって長期間から抜け出せなくなると大変です。

私の場合は禅の坐禅をずっとしていましたし、サマタ瞑想も取組んでいましたから、まったくそういうことはなく、どんどん上達できて、高い効果も得られました。

また、日本でヴィパッサナー瞑想だけ習って、できている、効果を得られていると思っている人もいますが、知識でこういうふうになると知ったことに当てはめて自分は効果を得られていると思っていることが多いです。

足りない集中の力と心の安定

気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想の習得を円滑に安全に進展させ、効果を得るには、取組みはじめる時点で、実はそれなりの心の安定、集中の力が必要です。

気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想は、自分の心と身体に現れる現象に気づき続けます。従来はなかった思考や記憶、体の違和感なども現れるようになり、瞬間瞬間のそれらの現れをとりこぼさないように気づく取組みになります。

たとえるならば、目の前に白いスクリーンがあるとします。そのスクリーンの様々なところに次々に突然違う文字が現れるのを、現れた瞬間瞬間に見落とさないことを、瞑想中ずっと続けるような状態です。

集中の力が低いと、それが十分にできないので瞑想の力はなかなかつきません。さらに脳は疲労し、心が不安定になったり、体が不調になるリスクがあります。

ストレス社会で暮らしている場合は特に

サマタ瞑想はせずヴィパッサナー瞑想だけしているところは、ヴィパッサナー瞑想でも「瞬間定」という集中の力が開発されるからそうしています。

しかし、日本は高ストレス社会です。高ストレス社会で暮らしてきた人間は集中の力は低めです。気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想でするような瞬間瞬間の集中はさらにしてきていません。

ミャンマーなどでも、ヴィパッサナー瞑想にはサマタ瞑想でなる「禅定」の前の「近行定」程度の集中の力があることが望ましいとされています。サマタ瞑想である段階まで行くまでは、ヴィパッサナー瞑想に取組まさせてくれない僧院もあります。

気づきの瞑想を適切にできるようになるためには

気づきの瞑想・ヴィパッサナー瞑想を安全に、スムーズに上達し、効果が得るために、集中の瞑想・サマタ瞑想をまず習得して取組むことがやはり賢明です。

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瑞雲庵